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「柁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

柁の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
足迹」より 著者:徳田秋声
婦がこの家へ住み込むようになってから、もう一ト月と十日余りになっていた。 俥の棒が持ち上げられた時、お庄はようやくほっとしたような目つきになった。 従姉の....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
忠兵衛をいたわり慰め、兄栄次郎を諌め励まして、風浪に弄ばれている日野屋という船のを取った。そして忠兵衛の異母兄で十人衆を勤めた大孫某を証人に立てて、兄をして廃....
十二支考」より 著者:南方熊楠
んとす。一犬たちまち吠えて主人を寤《さ》まし、ヒロ起きて衆敵を平らぐ。ヒロの舟と《かじ》、並びにかの犬化して山と石になり、その島に現存すというのだ(一八七二年....
食堂」より 著者:森鴎外
ろう」と、山田は不安らしい顔を右隣の方へ向けた。 「先ずお国柄だから、当局が巧にを取って行けば、殖えずに済むだろう。しかし遣りようでは、激成するというような傾....
日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
皇師大挙して征討せらる。いかでか是に抗し奉らん。ねがわくば爾今以後飼部となり、船干さずして貢物を納め、また男女の調を奉らん。この誓や神明の前に於てす。東より出....
古事記」より 著者:太安万侶
天皇の御命令のままに馬飼《うまかい》として、毎年多くの船の腹を乾《かわか》さず、※《かじさお》を乾《かわか》さずに、天地のあらんかぎり、止まずにお仕え申し上げ....