柄前[語句情報] » 柄前

「柄前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

柄前の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
るな。」と叱りつけた。左近は思わず躊躇《ちゅうちょ》した。その途端に侍の手が刀の柄前《つかまえ》にかかったと思うと、重《かさ》ね厚《あつ》の大刀が大袈裟《おおげ....
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
ば出られないから、安田はわざと三人の刀の鐺《こじり》を出して置きますと、長い刀の柄前《つかまえ》にお隅が躓《つま》づきましたのを見ると、 安「コレ/\待て、コ....
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
からぬ奴だが、鉄砲に恐れて逃げる訳には往《ゆ》かず、拠《よんどこ》ろないから刀の柄前《つかまえ》へ手を掛け、亥太郎の下りて来るのを待って居りました。これが其の頃....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
堂の中に雨止をしていた行脚の旅僧、今一人は供と見えて菅の深い三度笠に廻し合羽で、柄前へ皮を巻いて、鉄拵えの胴金に手を掛け、千草木綿の股引に甲掛草鞋穿で旅馴れた姿....