某国[語句情報] »
某国
「某国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
某国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
う。最後の第四説として“原子爆弾説”がある。 この説によると、その事件の当時、
某国が秘密裡に某海域においての実験を行ったのであるが、ゼムリヤ号は不幸にしてその....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
の下に「金銀」だの「珠玉」だの「領地の献品」だのと云う文字がある、中には何年何月
某国に対する戦勝の捕獲品と書いたのも一個あり、又美術品と記したのも有る、けれど一....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
じていたのが、本物の空襲のときには、その在郷軍人たちの殆んど全部が、召集されて、
某国へ出征していたために、残っている連中だけでは、どうもうまく行かなかったこと。....
「四日間」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
めてみると、此処は師団の仮病舎。枕頭には軍医や看護婦が居て、其外|彼得堡で有名な
某国手がおれの傷を負った足の上に屈懸っているソノ馴染の顔も見える。国手は手を血塗....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
が、とにかくみんなの勧めに任して、偽名通りの名を言ってしまおう。僕はそうきめて、
某国の某というものだと答えた。そして旅券や身元証明書は、ドイツ行きの許可証を貰う....
「鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
揚子江を七十キロほど遡った、江岸の○○にある奇妙な仏像陳列館であった。 これは
某国の権益の中に含められているという話だが、今は土地の顔役である陳程という男が管....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
とであった。 その新聞記事というのが、ふるっていた。 “○○ゴルフ場の怪事件、
某国《ぼうこく》落下傘隊《らっかさんたい》の仕業か、多数のもぐらを降下さす” ....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
とともに、必要に応じて、金博士をおびき出すこと。 (二)あらゆる好餌を用意して、
某国大使館の始末機関の借用方に成功し、その上にて該機関を用いて金博士を始末するこ....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
すだけで、大概の用は足りてしまう。以前、博士のところへ、新兵器の技術を盗みに来た
某国のスパイは、博士のところにあった押釦ばかり百種も集めて、どろんを極めたそうで....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
しまうなんて、誰でも歓迎しないであろう”“それは或る重大なる政治的狙いを秘めたる
某国の謀略だと認めざるを得ない”――まあ、このくらいにして置きましょう。これによ....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
ていよう」 夫は妻君の方へ、緊張しきった面を向けたのだった。 ――昭和×年、
某国某所のナイト・クラブの一室にて―― 「ねえジョン。お前さん、いよいよ出掛ける....
「東京要塞」より 著者:海野十三
某大国の戦意ははっきり読めるのであるが、早く知らなければならないことは、これから
某国がとろうとしている実際の攻撃計画がどんなものであるかということだった。東京市....
「流線間諜」より 著者:海野十三
、このR事件というのは実をいえば当時、国内問題のために非常な重大危機に立っていた
某国政府当局が、その国家的自爆から免れる最後の手段として、相手もあろうにわが日本....
「計略二重戦」より 著者:甲賀三郎
! あいつですか」 仁科少佐は叫びました。ウイラード・シムソン、彼こそはかねて
某国の軍事探偵であると睨まれていた強か者でした。少佐は心のうちで、「これは強敵だ....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
皿にも用いよう。が希くば、竜涎、蘆薈、留奇の名香。緑玉、真珠、紅玉を装らせたい。
某国――公使の、その一品を贈ものに使ってから、相伝えて、外国の註文が少くない。 ....