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某誌
「某誌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
某誌の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スランプ」より 著者:夢野久作
おりました。ところへ十二月初旬までという約束で送り付けておりました或る連載物が、
某誌から念入りな註文附きの書直しを要求して、返送して来ましたので、既に予告も出て....
「微妙な人間的交錯」より 著者:宮本百合子
くことが出来るのも偏《ひとえ》に前任者某氏の功績である云々と述べた。今日に当って
某誌が日本の文化を擁護しなければならぬ義務の増大していることを感じる言葉は聞かれ....
「合図の旗」より 著者:宮本百合子
の婦人雑誌が扱ったことのないというトピックが、只の一つでもあるだろうか。大衆的な
某誌は、その反動保守的な編輯方針の中で、色刷り插絵入りで、食い物のこと、悲歎に沈....
「新しい潮」より 著者:宮本百合子
リカの人でもなかなか会えないデューイ夫妻に会見してとった記事ということであった。
某誌数万の婦人読者は、編集者のこんな先ばしりのみっともなさについても、どんなここ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、なおまだ著しい特色を有った有力な哲学者がいないではない。 論客大森義太郎氏は
某誌で「思想善導の哲学」と題して、反動哲学者の陣営を切りまくっている。これはそれ....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
うだけである。 新潮に連載された「にっぽん物語」を読んでみたまえ。又、これから
某誌に連載されるその続稿をよんでくれたまえ。この小説は、私が鬱病(精神病の一種で....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
たら、記憶しておられたが、岩田さんや岸田さんなどがやっていた新劇の研究生だ。今、
某誌の編輯者をしている橋本晴介君などの同門同輩なのである。小林秀雄の妹が同じよう....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
から、もらえるにきまっています」 と、彼女はニコリともせず答えた。私はさッそく
某誌の編輯者に、 「Iさんのところへ小説をもらいに行きたまえよ。面白そうな小説が....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
賞味するパルクというものがある。これは竜舌蘭の厚い葉の汁から製するそうで、近刊の
某誌によれば次のような方法によるという。先ず適当の時期に大きな葉の皮を剥いて髄を....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
り残されてゆく。 科学小説時代は、今や温床の上に発芽しようとしている。僕は最近
某誌の懸賞に応募した科学小説の選をした。今度が第三回目であって、その前に二回応募....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
日前に、伊東市に起った殺人事件を吟味して、息子が父母を殺した犯人であると論断して
某誌に書きました。警察側も私と同一の犯人を推定して逮捕状をもとめたようですが、伊....