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柑類
「柑類〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
柑類の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
白壁や瓦屋根の光っているだけにきのうほど憂鬱《ゆううつ》には見えなかった。まして
柑類《かんるい》の木の茂った、石垣の長い三角洲はところどころに小ぢんまりした西洋....
「或る女」より 著者:有島武郎
くしているようだった。口びるは上下ともからからになって内紫《うちむらさき》という
柑類《かんるい》の実をむいて天日《てんぴ》に干したようにかわいていた。それは見る....
「くだもの」より 著者:正岡子規
色があって、色彩の美を極めて居る。その皮をむいで見ると、肉の色はまた違うて来る。
柑類は皮の色も肉の色も殆《ほとん》ど同一であるが、柿は肉の色がすこし薄い。葡萄の....