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「染工〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

染工の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
の中にはいると、様子がだいぶ違う、藍瓶が幾つとなく入り口の向こうにあって、そこに染工職人がせっせと糸を染めている。白い糸が山のように積んであると、そのそばで雇い....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の路から去ったと指《さ》し示すに随い王使は追い往く。漁師の子は走って山里に到り、染工に就いて隠れ家を求めた。染工これを衣嚢で重ね包み、驢に載せて里外の浴場に運び....
モルモット」より 著者:細井和喜蔵
は高さ三間以上の樹木を見る事が出来ないのである。また河はおそろしく濁って居った。染工場から鉱物染料の廃液を流すので、水は墨汁のように黒い。目高一ぴき、水草ひと葉....
子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
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「乳房」創作メモ」より 著者:宮本百合子
ために。 ○我々が働けるように家族会をやって進めて下さい。 あずまで 栗原染工場 千名以上。 京モスへ出ている、 鉄工場へつとめている人をあつめて、むりや....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
に飛び込んだ。ふろ屋、精米所、ガラス屋から、日立造船の前身である大阪鉄工所、稲畑染工所、尼崎汽船などの大ものにも取組んでいった。長谷川合名会社は間もなく、長谷川....