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「染筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

染筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
イタク、参銭切手、二枚。葉書、一枚。同封仕リ候。封書、葉書、御意ノ召スガママニ御染筆ネガイ上候。ナオマタ、切手、モシクハ葉書、御不用ノ際ハソノママ御返送ノホドオ....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
に進献した。『十問最秘抄』と『樵談治要』と『心経』とをば禁裏に進上した。中身をば染筆せず、表題のみを勅命で認めた分もあった。 朝廷に類《たぐ》い少なき文学者で....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
う。なおなお、少々心得もございますから、この手紙の余白に、御意のほどをひと筆|御染筆《ごせんぴつ》、使いの者に御手交くださらば有難く存じます。余は、御拝眉の上、....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
壇を作り、高欄は磨金なりとある。また小阿弥陀堂を建て、障子色紙形に参議藤原教長の染筆を請うたともある。 基衡の子秀衡は父に襲いでさらに成金振りを発揮した。彼は....
良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
家であらせられた、故久邇宮邦彦王殿下に対し奉り、ある時のこと、御用係某は、殿下御染筆の数々のうち取り分け法隆寺に御下賜のものの御出来栄えが、一段に御見事に拝され....