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柱状
「柱状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
柱状の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球盗難」より 著者:海野十三
れ、いくつかの丸い枠をとおるたびにその紫色が濃くなり、やがて最後には深い藤色の円
柱状の光束になった。その光束の行先を辿ってゆくと、一つの遮蔽膜にぶつかった。――....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
くもこの場合に著しい対流の起こることは確実であるので、それがそういう場合に普通な
柱状渦を成して、その結果温度の週期的排列を生じ、従って沈積も空間的に週期的になる....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
せる果実とその稚苗との写真を口絵として出しておいた。 バショウの高く直立せる円
柱状の茎はじつは本当の茎ではなくいわゆる偽茎であって、それは長い葉鞘が重なって出....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
でから沢を登り初めた。割合に歩きよい沢だ、十分も進むと河床は、縦横に裂目が入って
柱状を呈している玄武岩らしき一枚岩となって、その上を水が瀉下するさまがやや奇観で....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
かなるに非ず。巌峰の連続にして、支渓おりおり単調を破る。その巌峰は流紋岩にして、
柱状の節理を成す。奇怪といいても尽さず。霊妙といいても尽さず。ただこれ鬼神が天上....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
め、かつこれを五種に分類した。彼はその分類中にプリズム型、ピラミッド型及び板状と
柱状結晶との結合したもの即ち後述の鼓型をも含め、従来見のがされていた新しい種類に....
「雪を作る話」より 著者:中谷宇吉郎
にすると綺麗な角板になる。そして思い切って水蒸気の供給を減らすと、極めて徐々に角
柱状やピラミッド型の結晶が生長する。六角板の端々に羽毛状の枝の付いた結晶が天然に....
「粉雪」より 著者:中谷宇吉郎
は普通よく写真に撮られているような六花状のものの外にいろいろ変わった形のもの、角
柱状のものなど、非常に沢山の種類がある。 これらの結晶が出来る場所の高度はいろ....