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柳亭種彦
「柳亭種彦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
柳亭種彦の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ました田舎源氏の一件というのは、堀田原の池田屋の主人が友達や芸者太鼓持を連れて、
柳亭種彦の田舎源氏のこしらえで向島へ乗り出したのです。田舎源氏は大奥のことを書い....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
、ちょっと、脇の下へずらして、乳首をかくした膚を、お望みの方は、文政|壬辰新板、
柳亭種彦作、歌川国貞|画――奇妙頂礼地蔵の道行――を、ご一覧になるがいい。 通....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
恐いんですこと……。」 目白からは聞えまい。三崎座だろう、釣鐘がボーンと鳴る。
柳亭種彦のその文章を、そっと包むように巻戻しながら、指を添え、表紙を開くと、薄、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
から、文句はござりますまい」 「ところで文書きの方は――こうと」 「為永春水――
柳亭種彦、あたりを筆頭と致しやして、木口勘兵衛、乞田碁監、徳利亀八、生井北風、胸....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
の白い人で、別段|別嬪《べっぴん》とは思わないが、『源氏物語』の中の花散る里――
柳亭種彦《りゅうていたねひこ》の『田舎源氏』では中空《なかぞら》のような、腰がふ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
》るや、全く同工異形にしてその差別|往々《おうおう》弁じがたきものあり。これ既に
柳亭種彦《りゅうていたねひこ》が『用捨箱《ようしゃばこ》』にいふところ。世人しば....
「十日の菊」より 著者:永井荷風
にあって、為永春水《ためながしゅんすい》その年五十を越えて『梅見の船』を脱稿し、
柳亭種彦《りゅうていたねひこ》六十に至ってなお『田舎源氏』の艶史を作るに倦《う》....
「紫式部」より 著者:長谷川時雨
の中にすら、みどりという娘の周囲を、若紫のそれに――もっともこの件は、源氏物語と
柳亭種彦の「偽紫田舎源氏《にせむらさきいなかげんじ》」とが、ないまぜに出ているが....