柳蔭[語句情報] »
柳蔭
「柳蔭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
柳蔭の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
》などは酒を飲みながらも釣る。多く夏の釣でありますから、泡盛《あわもり》だとか、
柳蔭《やなぎかげ》などというものが喜ばれたもので、置水屋《おきみずや》ほど大きい....
「語られざる哲学」より 著者:三木清
、私はかつて自らこの号を用いたことがない。その後中学の二年の頃私は友人に頼んで「
柳蔭」という号をつけて貰ったが、それも私は用いることをあまり好まなかった。私自身....
「足迹」より 著者:徳田秋声
て来た。お庄は着物を着替えて、蝙蝠傘を持って学校まで出かけて行った。そして路傍の
柳蔭にたたずんで、磯野の出て来るのを待っていた。 六十 盆時分に問屋....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
が……。 心太と白玉 真夏真昼の炎天を、どこやらに用達しての帰るさ、路ばたの
柳蔭などに荷おろして客を待つ心太やの姿を見る時、江戸ッ児にはそを見遁がして通るこ....