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「査定〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

査定の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
全集』より十の『粗製濫造全集』に至るまでの批判的題名は、其後の世評と其実物の公正査定によって、悉く異論なしとする所であろう 次に中間の『盲目千人全集』と『衆愚雷....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
場からのみ考察されてはいなかったろうか。即ち生物学の自己保存の原則を極めて安価に査定して、それを愛己の本能と結び付けたものではなかったろうか。「生物発達の状態を....
骨董」より 著者:幸田露伴
吉が用いたのは実にさすがに秀吉である。利休は当時において言わず語らずの間に高慢税査定者とされたのである。 利休が佳なりとした物を世人は佳なりとした。利休がおも....
死までを語る」より 著者:直木三十五
か、無いか、一つ、裸になるからよく見てみろ。 二十九 昭和六年の、税金査定が、一万二千五百円である(この額が不当なので、納めなかったら、問題になった)....
一九四七・八年の文壇」より 著者:宮本百合子
う。そして今の電力割当で、どれほどの本が読めるでしょう。人民の所得は戦前の百倍と査定している政府が、百二十六倍の税額を払わせる時、私たちの文化費はどこに残るでし....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
で見積れば、体一つにさえも一万円近いものは着けて歩いてもいるだろう。二万円という査定はどのようにされるか、これは重大な問題でなければならない。そしてこの財産税も....
婦人大会にお集りの皆様へ」より 著者:宮本百合子
十五倍から七十五倍となっています。そして、政府は、日本の人民所得額は戦前の百倍と査定しているのに税率は百二十六倍になっています。このひらきを、私たちはどうやりく....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
育の延長である中学入学に内申書は不必要である上に、問題の眼目は実際に等級をつけて査定していない子供達の成績をどう申告するかということと、両親たちの経済能力を申告....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
り、ここの幕内は、日本国中の幕の内であり得る資格が充分だとの自負心を以て、慎重に査定を加えた上に、今宵、この場限りの品さだめでなく、広く天下に向って公表しても恥....
ジロリの女」より 著者:坂口安吾
半分、ちゃんと金額を明示して、これだけの持参金がなければいかぬ、という。税務署の査定よりもはるかに厳しく、自分勝手で、そんな持参金を持ち出されては、病院の運営も....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
業員は主人を加えて五人、そして売上げです。この売上高が問題で、それによる税務署の査定通り税金を払ったのでは、小店は立ち行かないのでした。 それでどこの店でもた....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
員は主人を加えて五人、そして売上げです。この売上高が問題で、それによると税務署の査定通り税金を払ったのでは、小店は立ちいかないのでした。 それでどこの店でもた....
科学時潮」より 著者:海野十三
珍なるものを一つ拾い出して御覧に入れる。 「大正十四年|特許願第六五一七号|拒絶査定不服抗告審判事件ニ付査定スルコト左ノ如シ。 主文。原査定ヲ破毀ス。 飯粒ノ附....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
畦地は熟田の時価の半額見当に、畑ざかいの荒地は隣接の畑地の約半額と言ったふうに『査定』し、急遽払下げの通告を村役場へよこしたものである。 その頃、儀作はいまで....
私本太平記」より 著者:吉川英治
とし、大納言|万里小路藤房を、その任にあたらせた。 藤房は、公平厳正な態度で、査定にのぞんだ。 しかし、その結果は、ついに藤房をも「……ああ」とサジを投げさ....