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栖む
「栖む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
栖むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
を甘んず。 且 木石と共に居りて、 氷檗と 志 堅く守りぬ。 人は云ふ 鳳 枳に
栖むと、 豈同じからんや 魚の※に在るに。 藜※ 我腸を充し、 衣蔽れて 両肘露....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
にいう漁、樵、耕、牧の四隠のうち、彼のはそのいずれでもない。老い衰えて安楽に隠れ
栖むつもりのない彼は、寂しく、悲しく、血のわく思いで、ただただ黙然とおのれら一族....
「三国志」より 著者:吉川英治
。こんな不法は蹴とばすべきです。先頃からそれがしもつらつら思うに、枳棘叢中鸞鳳の
栖む所に非ず――と昔からいいます。棘や枳のようなトゲの木の中には良い鳳は自然栖ん....