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校医
「校医〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
校医の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
っていた私は、放課後間もなく、はげしい胃痙攣《いけいれん》に悩まされたので、早速
校医の忠告通り、車で宅へ帰る事に致しました。所が午頃《ひるごろ》からふり出した雨....
「伸子」より 著者:宮本百合子
に学校へ届けて御返事をいただいて来て頂戴、間違いなくよ」 津山は佃と同じ学校の
校医であった。 翌朝早いと思って、伸子もその夜は早寝にした。佃はいい工合に熟睡....
「亮の追憶」より 著者:寺田寅彦
つとめる。そして日々 trifles によって苦しめられている。」 「高等学校の
校医の○○も、○○という体操教師も『君のにいさんはとても高等学校もよう卒業しまい....
「白い壁」より 著者:本庄陸男
五 昇汞水《しょうこうすい》に手を浸しそれを叮嚀《ていねい》に拭いた学
校医は、椅子にふんぞりかえるとその顎で子供を呼んだ。素っ裸の子供は見るからに身体....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
れて、太政官その他の諸省が出来たので、昌平学校は大学本校となり、開成学校が大学南
校医学校が大学東校となって、教員の職名も改正せられた。そこで水本先生と平田鉄胤氏....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
ったような気がする。 大学在学中に、学生のために無料診察を引受けていたいわゆる
校医にK氏が居た。いたずら好きの学生達は彼に「杏仁水」という渾名を奉っていた。理....
「火の扉」より 著者:岸田国士
すぐつたい微笑がうかぶ。 ふと、池内医師のことが頭に浮ぶ。そして、彼が女学校の
校医だつたことを思いだす。女学校なら専攻科の免状で傭つてくれないかしらと思う。音....