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校友会
「校友会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
校友会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
。家に帰ったらね、きょうは帰りがおそくなるかもしれませんから、お嬢さんたちだけで
校友会にいらっしゃいってそういっておくれ。それから横浜《よこはま》の近江屋《おう....
「青木の出京」より 著者:菊池寛
に従って、ますます拡大され、かつ深められていた。ことに、青木が三年になって以来、
校友会の雑誌に続けざまに発表した数篇の哲学的論文は、彼の青木に対する尊敬を極度に....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
に、思う人と連れ立って行く時は鳥打帽を冠るべしだそうである。 そのほか展覧会、
校友会、由緒ある会、出たらめの会なぞ、それぞれ鳥打帽と制帽の使いわけ方がある。そ....
「あの時分」より 著者:国木田独歩
が薄い」という言葉の悲哀を、つくづく身に感じます。 ツイ近ごろのことです、私は
校友会の席で、久しぶりで鷹見や上田に会いました。もっともこの二人は、それぞれ東京....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
、名前から坊主臭いしかしハイカラな新しい文学士が来た。が、この新校長は、来る早々
校友会の席上で記憶術の実験か何かをやって、すっかり生徒の評判を悪くしてしまった。....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
社会全体とこうした互恵関係にあり、特に私立大学になれば、この互恵関係が、大学乃至
校友会と選手及び学生との間に、コンデンスされるから、今日の近代学生(帝大生はもは....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
しかった。あなたはみずから善人をもって任じていられる。それはじつにいい。私も昨年
校友会雑誌に「善人にならんとする意志」という論文を書きかけたこともある。あなたが....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
ら、「免職教授」の資格に於ては勝れていない。氏は高等学校時代に村山知義氏と並んで
校友会雑誌に小説を書いていた頃から顔を知っているが、当時から典型的な秀才だった。....
「枯菊の影」より 著者:寺田寅彦
あの頃から少し飲めるようになった。前には人前に出るとじきにはにかんだりしたのが、
校友会で下手な独唱を平気でするようになった。なんだか自分の性情にまで、著しい変化....
「豊島与志雄氏の事」より 著者:芥川竜之介
なったのは、寧ろ最近の事である。僕が始めて豊島与志雄と云う名を知ったのは、一高の
校友会雑誌に、「褪紅色の珠」と云う小品が出た時だろう。それがどう云う訳か、僕の記....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
った。 恭一は、もうその頃には、詩や歌をかなり多く作っており、年二回発行される
校友会誌には、きまって何かを発表していた。次郎には、それが世にもすばらしいことの....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
に、人の心をつく感情の鋭さと、機智のひらめきとがあった。そして、年三回刊行される
校友会の文苑欄には、きまって彼の名が見出されるようになり、たいていの生徒は、「本....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
なく、下級生からも非常に親しまれている。馬田とこの二人とは白鳥会には関係がない。
校友会関係でいうと、六人ともそれぞれに何かの委員をやっており、平尾が総務、次郎が....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
しかし私の重んじたのは技よりも体と精神とを練ることであった。私は反動的になって、
校友会誌に「星と菫とを呪う」という文章を書いた。新聞を見ると「大学白粉」という広....
「凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
しかった。小さい学校が彼女の世界の総てであった。毎日の生徒の世話、運動会、試験、
校友会、遠足、父兄会、対校競技、修学旅行、講習、それに自分自身の修養、女教師の生....