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「校書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

校書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少女地獄」より 著者:夢野久作
見されて、一同を狼狽《ろうばい》させおるうち、同じく開校準備のため出勤しおりし同校書記にして、森栖校長と共に三十年来、同校の名物となりおりし傴僂《せむし》男、川....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
。 この作者は唐の段成式であります。彼は臨※の人で、字を柯古といい、父の文昌が校書郎を勤めていた関係で、若いときから奇編秘籍を多く読破して、博覧のきこえの高い....
獄中生活」より 著者:堺利彦
朝報署名人、恐喝取財の日出新聞記者、自殺幇助(情死未遂)の少年、官文書偽造の中学校書記、教科書事件の師範学校長、同上高等女学校長、元警部某、馬蹄銀事件の某々らで....
とんだ屋の客」より 著者:田中貢太郎
芝居の最中、とんだ屋の客で喜多村さんを贔屓にしているものがあった。其の客が某日、校書を伴れて見物に来ていたが、芝居がはねると喜多村さんを伴れて、いっしょにとんだ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
何のかのと理由づけては、白昼、得物を持った鎧武者が、内裏にまで立ち入って来た。校書殿の大庭やら梨壺のあたりにすら、うさんな者が、まま見かけられたりするのだった....
私本太平記」より 著者:吉川英治
に人数を六波羅へ帰してからお目にかかりたい。どこでお待ちくださろうか」 「ならば校書殿の廊ノ間でお待ち申しあげておる。あれには、つねに人もいません」 「では、の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
随身みな山上に二泊の折、足利殿には一夜不慮の刺客に襲われ、そのことで翌日、内裏の校書殿にて親しくお詫び申したことがある。……思えば、二人が心の端を語りあったのは....