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「校訂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

校訂の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
ども、大概もとのままにしたので、不穏当なものや不統一な所もある。(昭和十六年二月校訂の時しるす) 本書は昭和十二年五月内務省主催第二回神職講習会における講義を速....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
目のさめた人が飛騨あたりの奥山に隠れていたのかと思ったばかりでなく、幾多の古書の校訂をはじめ物語類解釈の模範とも言うべき『竹取翁物語解』のごときよい著述をのこし....
読書法」より 著者:戸坂潤
べく安く、そして出来るだけ代表的な著述の全般的なセットを、なるべく信頼するに足る校訂によって手にしたいということが、読者の希望だ。 終局に於ける価格の問題から....
社会時評」より 著者:戸坂潤
授達までを魅了して了った。専門の著書も二三はあるし、学術的な評論集も出たし、飜訳校訂も少なくないが、一等永久に残る仕事が平野義太郎氏等と衝に当った『日本資本主義....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
霧陰伊香保湯煙 三遊亭圓朝 鈴木行三校訂・編纂 一 偖、お話も次第に申し尽し、種切れに相成りました....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
白骨の温泉の一室で、池田良斎と、北原賢次とが、「真澄《ますみ》遊覧記」というのを校訂していると、 「北原さん、お客様でございます」 「え!」 北原は愕然として....
『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
あるが、少壮篤学の士中田耕治君に、非常に骨の折れる草案を作ってもらい、山田肇君に校訂をおまかせした。 執筆者諸君の編者に寄せられた好意と毎日ライブラリー編集部の目に見えない協力とを、深く謝する。....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
が和田万吉氏の『馬琴日記』(原本焼失)である。 饗庭氏の抄録本もしくは和田氏の校訂本によって馬琴の日記を読んだものは、誰でもその記載の事項が細大洩らさず綿密に....
岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
なる態度をもって文庫の出版に臨んだ。文庫の編入すべき典籍の厳選はもちろん、編集、校訂、翻訳等、その道の権威者を煩わして最善をつくすことに人知れぬ苦心をしたのであ....
すみだ川」より 著者:永井荷風
意については深く感謝しなければならない。依《よっ》てその勧められるがままに旧版を校訂し併《あわ》せて執筆当初の事情と旧版の種類とをここに識《しる》すことにした。....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
あり、『続国歌大観』『国歌大系』にも入っているが、中でも『拾遺愚草』は佐佐木博士校訂の岩波文庫本がよい。近くは改造文庫にも加えられた。 こうした気持ちになって....
古事記」より 著者:武田祐吉
、解説、および索引から成る 一 古事記の本文は、眞福寺本を底本とし、他本をもつて校訂を加えたものを使用した。その校訂の過程は、特別の場合以外は、すべて省略した。....
」より 著者:中谷宇吉郎
して この『雪』を書いてから、既に十年の月日が過ぎた。もう全般にわたって、加筆校訂を要する時期に到っている。いつも版を重ねるごとに、それを志しながら、未だにそ....
『日本石器時代提要』のこと」より 著者:中谷宇吉郎
非常に良い本であったが、今は絶版になっている。あれを補足して出した方がよい。私が校訂してあげる」と言われたそうである。そして同教室の小林行雄《こばやしゆきお》、....
「茶碗の湯」のことなど」より 著者:中谷宇吉郎
、『赤い鳥』に昔出ていた通俗科学の話を纏《まと》めて、一冊の本にしたいから、その校訂をしてくれというお話があった。 三重吉氏の『赤い鳥』が、児童文学とも称すべ....