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「根入り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

根入りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
観画談」より 著者:幸田露伴
度に訪問するのであろう今もその訪問に接して感謝の嬉し涙を溢らせているように、柱の根入りの竅に水を湛えているのが能く見えた。境内の変にからりとしている訳もこれで合....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
待たなければ店には出ないといった。それから、夜中に肩の冷えるのを防ぐために鳥の羽根入りの肩蒲団を探しにやったら、もう一月くらいすれば出ますといったそうである。時....
西林図」より 著者:久生十蘭
葉の道を行きつくすと、だしぬけに、ひろびろとした池がひらけた。汀石《みぎいし》は根入りが深く、池のむこう岸は、水のきらめきがそれと暗示するだけで、曖昧に草のなか....