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根子
「根子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
根子の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「遠野の奇聞」より 著者:泉鏡花
生捕られて、ついにその児を孕むものあり、昏迷して里に出でずと云う。かくのごときは
根子立の姉のみ。その面赤しといえども、その力大なりといえども、山男にて手を加えん....
「金属人間」より 著者:海野十三
れは恐ろしいなぞにみちた殺人事件であった。針目博士邸において、お手伝いさん谷間三
根子《たにまみねこ》が密室においてのどを切られて死んでいた事件である。 申しお....
「死者の書」より 著者:折口信夫
た石にしてしまった。その頃になって、天真宗豊祖父尊様がおかくれになり、御母 日本
根子天津御代豊国成姫の大尊様がお立ち遊ばした。その四年目思いもかけず、奈良の都に....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
手で二ツの弓を同時に使う。皇命にしたがわず、人民をさらッて楽しみとするので、難波
根子武振熊をつかわして殺させた」 とある。ただ、これだけの記事があるにすぎませ....
「英彦山に登る」より 著者:杉田久女
あその外輪山をその噴煙をはるかに英彦の絶頂からはじめて眺めえた時の喜び! そして
根子岳も、霧島も全九州の名山を悉く今日こそはじめて完全に眺めえた興奮に、私の幽う....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
やく病はこのわしがはやらせたのである。これをすっかり亡ぼしたいと思うならば、大多
根子というものにわしの社を祀らせよ」とお告げになりました。天皇はすぐに四方へはや....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
を腰に、ころんでもただは起きないつづみの兄イ、今夜のうちに二本松、八町目、若宮、
根子町《ねこちょう》の四宿を突破して、朝には、福島からいよいよ相馬街道へ折れるつ....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
。山男なるべしといえり。 ○土淵村大字栃内。 四 山口村の吉兵衛という家の主人、
根子立という山に入り、笹を苅りて束となし担ぎて立上らんとする時、笹原の上を風の吹....