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根性骨
「根性骨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
根性骨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
はだし》で、井戸から如露《じょろ》に水を汲込みながら言った。
「好い気前だ。その
根性骨だから人様に憎がられるのだよ」
「憎むのは阿母さんばかりです。私はこれまで....
「義民甚兵衛」より 著者:菊池寛
んでやっとるんじゃ。それを有難いとも思わんでようもようも盗み食いしやがった。吉、
根性骨にしみるほどどやしつけてやれ。 甚三 おっ母、昨日畑の大根取ったのもこいつ....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
預かる内職をはじめて、かなりああいう代物《しろもの》を手がけたが、あいつのように
根性骨の突っ張った奴は、逢ったことがねえぜ。闇の兄貴の罠《わな》に落ちて、この古....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
何を云って来たからと云って、禽《とり》の羽音、虻《あぶ》の羽音だ。そんな事に動く
根性骨では無い。聞怯じ人種、見崩れ人種ではないのである。自分が自分で合点するとこ....
「かもじの美術家」より 著者:神西清
賞でて、名誉ある前途を開いてやることにしよう。わしとしては、お前が示した天晴れな
根性骨より低い地位に、お前をつけたいとは思わんのだ。わしは手紙を書いて、お前をす....