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「根葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

根葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
ので。 「そりゃアア云う胸の広《しろ》い方だから、そんな事が有ッたと云ッてそれを根葉に有《も》ッて周旋《とりもち》をしないとはお言いなさりゃすまいけれども、全体....
隠亡堀」より 著者:国枝史郎
に膨れ上がっていた。 と、死骸が物を言った。 「民谷の血筋……伊藤喜兵衛が……根葉を枯らして……この身の恨み……」 伊右衛門は高尚に反問した。 「ははあ、白....
食道楽」より 著者:村井弦斎
物と称せらるる温室仕立の野菜なり。三月に瓜《うり》あり、四月に茄子《なす》あり、根葉果茎一として食卓の珍ならざるはなし。下働きの女中、給仕役の少女、各その職を執....