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「桂離宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桂離宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
せます。こういう様式を宮殿として見て来ているブルノー・タウトなんかが、日本へ来て桂離宮などをよい趣味とこころだけが語られている――その前には何でももって来られる....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
一 「日本的」ということ 僕は日本の古代文化に就て殆んど知識を持っていない。ブルーノ・タウトが絶讃する桂離宮も見たことがなく、玉泉も大雅堂も竹田も鉄斎も知らないのである。況んや、秦蔵....
京の四季」より 著者:和辻哲郎
あれが一面に生い育って、緑の敷物のように広がっているのは、実に美しいものである。桂離宮の玄関前とか、大徳寺真珠庵の方丈の庭とかは、その代表的なものと言ってよい。....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
一句をひそむ。 濁世にやおん汗ばみの廬遮那仏 たそがれ近く、京都へ入った足で、桂離宮を拝観する。茶家遠州の細心も、二度三度と見かさねると、ややうるさい感も生じ....