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桐油紙
「桐油紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
桐油紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
を蒙《こうむ》って、ちょっとのぞかせて頂きます」 再び丁寧にことわって、半七は
桐油紙《とうゆ》を着せてある駕籠の垂簾《たれ》を少しまくりあげると、中には白い着....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、そろそろ出かけるが支度をしてくれんか」 「草鞋と、杖と、脚絆と、それから薬だの
桐油紙だの、山支度はすっかりしておきました」 「ほかに、持って行きたい物があるん....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
度屋は?」 「ヘエ、例のお客様へ届いた飛脚で」 「どれ」いや応なく取って見ると、
桐油紙ぐるみ、上に唐草銀五郎様、出し人の名は裏に小さく「行き交いの女より」として....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ガラリと変って、ばかに元気づいている。そして、遠旅にでも出るように、振分けや畳み
桐油紙まで肩に掛け、上がりもしないで、 「常木様に会った話の都合で、急に、おれは....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、ふと、有村が隙を狙って拾い取ったのは、その人形とともに箱の中から飛びだしていた
桐油紙で包んだ一|帖の秘冊。 「おッ!」 つかんだ触覚で秘帖と分った。 「しめ....