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「桜皮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桜皮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
に思えた。 前には刀禰《とね》の大河が溶漾《ようよう》と流れていた。上つ瀬には桜皮《かにわ》の舟に小※《おがい》を操り、藻臥《もふじ》の束鮒《つかふな》を漁ろ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
曾お六|櫛《ぐし》買ってござりまし」 「要《い》らねえ、要らねえ」 「おみやげに桜皮のたんじゃく、墨流しのたんじゃく、お買いなさんし」 「おかみさん」 そこで....
アイヌ神謡集」より 著者:作者不詳
の神が自ら歌った謡 「コンクワ」 「コンクワ 昔私の物言う時は桜皮を巻いた弓の 弓把の央を鳴り渡らす如くに 言ったのであったが, 今は衰え年老....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
濃い町であります。店々を訪ねますと色々の品が現れます。山刀に鞘の美しいのがあって桜皮で編んだりまた浮彫をこれに施したりします。この鞘は主に利根郡|白沢村|高平の....