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「桜紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桜紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:宮本百合子
すけどね」 「来てさえくれりゃあ、本当にわかるんですから……」 女は帯の間から桜紙をとり出し、それを唇でとって洟《はな》をかんでから、銀杏返しの両鬢をぐっと掻....
呪われの家」より 著者:小酒井不木
って見ましたところ、その中からたった一枚ですけれど、その上に墨で文字の書いてある桜紙が出ました」 「その文字は?」 「ツノダと、三字、片仮名で書いてありました」....
性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
廓に近い界隈だけに、夕方など、白い襟首をした舞妓や芸者がおまいりに来たりした。桜紙を十字にむすんだ縁結びを、金毘羅さんの格子に括ったりして行った。その縁結びは....