桜間[語句情報] » 桜間

「桜間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桜間の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二重心臓」より 著者:夢野久作
かせしますわ」 「……しょうち……しました」 「出来たら直ぐにウチの顧問弁護士の桜間さんに渡して頂戴……」 「支配人じゃいけないんですか」 「ええ。妾の云う通り....
身辺打明けの記」より 著者:宮本百合子
お能を好んで見ます。あの衣裳の色の配合なぞ立派なもので感心させられます。この頃も桜間金太郎氏の「巴」を見て、その狂言の、罪のない、好意のもてるずるさ、というよう....
一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
舞《しまい》を見る事が出来るのを、人々は興ありとした。金春《こんぱる》流の名人、桜間左陣《さくらまさじん》翁が、見込みのある弟子として骨を折っておしえているとい....
実さんの精神分析」より 著者:夢野久作
の諸先生はもとより、他流の諸先生の何人とも全然違ったスゴ味が全体に横溢している。桜間金太郎氏の演出なぞは素人眼にはスゴミが横溢しているようであるが、よく見ている....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ある。 もし万が一にも露顕した時には、四国屋で世話をしたことのある旅の能役者、桜間金五郎といつわるから、なるべく身装もそれらしくしてくれという新吉の注意だった....
野槌の百」より 著者:吉川英治
わい。その日は、悪酔をしたらしく、万八を出るとすぐ、苦しいといって、柳橋の鼓師、桜間八重吉の家へ、あわてて寄って、吐食したり、薬をもらったりして、一刻ほど、横に....
大岡越前」より 著者:吉川英治
、お袖である。 縄取の与力は、山本左右太。控え同心には、今夜の宿直の岡弥一郎、桜間勘八、狩野右馬吉、石原十蔵、舟崎|曾兵衛の五人が詰め、白洲木戸には、陸尺たち....