桜鯛[語句情報] » 桜鯛

「桜鯛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桜鯛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
もまたやって来た。私の生れ故郷は、瀬戸内海の波の音のきこえる小村で、春になると、桜鯛がよく網に上った、それを売り歩く魚商人の声が、陽気に村々に聞えて来ると、村人....
鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
。 春になると、瀬戸内海は鳴門と音戸の瀬戸の東西両方から乗っ込んでくる。これを桜鯛と言っているが、鯛は土佐沖の深い海底に一冬を送り、春が訪れると産卵のために内....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
日本橋。いつも織るような人どおりだ。 ついそこの魚河岸から、威勢のいいのが鮪や桜鯛をかついで、向う見ずに駈けだしてくるかと思うと、お練りの槍が行く、お駕が従く....