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「桶川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

桶川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
顔を見られても気遣いはないと、駕籠をよして互に手を引合い、漸々大宮の宿を離れて、桶川を通り過ぎ、鴻の巣の手前の左は桑畠で、右手の方は杉山の林になって居ります処ま....
田舎教師」より 著者:田山花袋
ものが三百余名、そのころはまだ東武線ができぬころなので、信越線の吹上駅、鴻巣駅、桶川駅、奥羽線の栗橋駅、蓮田駅、久喜駅などがその集まるおもなる停車場であった。 ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の意味で道庵先生が知っているのです。 大宮から上尾《あげお》へ二里――上尾から桶川《おけがわ》へ三十町――桶川から鴻《こう》の巣《す》へ一里三十町――鴻の巣か....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
など盗みはすまい」 やがて紋太郎は立ち上がった。 「熊谷まではまだ遠い。上尾、桶川、鴻ノ巣と。三つ宿場を越さなければならない。どれ、そろそろ出かけようか」 ....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
の御城下に泊りまして、翌日は前橋に泊り、其の翌日が熊ヶ谷泊りで、それから鴻の巣、桶川と中仙道を下りましたが、足弱の連で道も捗取りませんので、天神橋へ掛りますと日....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
もう堪らない。 一度、父母の顔を見に帰ることにきめた。ごとごとと汽車が走った。桶川駅を過ぎたあたりまでくると、汽車の窓から一心に西北の空を眺める私の眼に、赤城....
採峰徘菌愚」より 著者:佐藤垢石
るに違いない。埼玉県も浦和から大宮の間の林には相当いる。だが、それよりも信越線の桶川、吹上方面の方が有望だ。また、池上本門寺付近も市街に近いが見のがせない場所だ....