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梅坊主
「梅坊主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梅坊主の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
を交ぜて五六本ぶらさげて、お源坊と、車屋の女房とで、縁の雨戸を操るのを見ながら、
梅坊主の由良之助、と云う思入で、城を明渡して来ましたがね。 世の中にゃ、とんだ....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
すみよしおどり》の一隊が来てかっぽれを踊ると、大きな渦になって見物がとりまいた。
梅坊主《うめぼうず》の連中は夕方にやってくるのでよく人が寄った。お正月の出初《で....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
おなじみ蝶花楼馬楽の会、丸一社中が花籠に、二つ毬《まり》の曲《くるい》に興ぜば、
梅坊主連のかっぽれは、深川育ち夏姿、祭めかして懐しく、かてて馬楽トンガリ座の、若....
「遊動円木」より 著者:葛西善蔵
いては振り飛ばされながらも、勝ち誇った態度の浪子夫人に敗けまいと意気ごんだ。 「
梅坊主!
梅坊主」 私はこう心の中に繰返して笑いをこらえていたが、ふっと笑えな....