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「梢風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

梢風の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
たと云っていいと思うのである。そこで、長谷川伸、平山蘆江、土師《はじ》清二、村松梢風、大佛次郎、吉川英治等が続々と新らしい大衆文芸を提供し、広汎な読者層が、之に....
碁の手直り表」より 著者:菊池寛
分は、脳膜炎になっている直木を、三目で二度負かしたわけである。 二月号で、村松梢風氏との棋力の優劣について、何か云っていたが、あれは両方で強がっているので、第....
台湾の姿態」より 著者:豊島与志雄
落の如きは、石垣と竹垣と塵一つ留めぬ庭と小綺麗な板小屋とで出来ていて、同行の村松梢風君が文化住宅と称したほどである。だが、それらのことを以てしても、或はそれらの....
文人囲碁会」より 著者:坂口安吾
そのものゝ組み打ちみたいな喧嘩碁で、凡そアカデミズムと縁がない。 ところで村松梢風、徳川夢声の御両名が、これ又、非常にオトナシイ定石派で、凡そ喧嘩ということを....
私の碁」より 著者:坂口安吾
先に打ちこまれ、国府津で泥酔して尾崎一雄とやって互先に打ちこまれ、勝ったのは村松梢風さんにだけ。全然意気があがらなくなってしまった。 むかしは碁の素性もいくら....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
などというのに連敗して、一度も勝ったタメシがない。 豊島与志雄、川端康成、村松梢風、榊山潤、尾崎一雄、火野葦平、梅崎春生、私なぞと名ばかりの有段者がズラリとそ....
日記」より 著者:宮本百合子
い心持だ。 夜、霙、「剪燈新話」をよむ。面白い。なるほど、芥川さんの或話、村松梢風の或話が種を此処に出して居ることが面白い、ことにぼたん燈籠は、此と、話のとは....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
、最早それは青春録どころか、晩春録でもないのだから、ここでは触れまい。かつて村松梢風氏はその随筆中で、自分は生涯に三度廃業しようと思ったが、他に適業がないので、....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
に性と取っ組んだ形跡さえある。天台や真言の密教の一部典は性経であったという。村松梢風さんの女経みたいなのではない。水原堯栄氏の「立川流の研究」。守山聖真氏の「文....