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梨壺
「梨壺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梨壺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
である。源氏の現在の宿直所《とのいどころ》もやはり昔の桐壺《きりつぼ》であって、
梨壺《なしつぼ》に東宮は住んでおいでになるのであったから、御近所であるために源氏....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
まのないし》が泣きだす。……その歌は、『続詞花《しょくしか》』に載っている。……
梨壺の五歌仙といって、赤染衛門《あかぞめえもん》、和泉式部《いずみしきぶ》、紫式....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ったのは、何といっても『万葉集』の訓詁註釈の事業であった。村上天皇の御代に宮中の
梨壺に学者が集まって、『万葉集』の訓をつけ始めたのが古点、道長頃から平安末期へか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
づけては、白昼、得物を持った鎧武者が、内裏にまで立ち入って来た。校書殿の大庭やら
梨壺のあたりにすら、うさんな者が、まま見かけられたりするのだった。 「いまいまし....