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「梨花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

梨花の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
」の女主人公金定等は悉《ことごとく》こう言う女傑である。更に「馬上縁」の女主人公梨花を見れば彼女の愛する少年将軍を馬上に俘《とりこ》にするばかりではない。彼の妻....
HUMAN LOST」より 著者:太宰治
手綱《たづな》のことだ。鞭《むち》のことだ。 いい薬になりました。 四日。 「梨花《りか》一枝。」 改造十一月号所載、佐藤春夫作「芥川賞」を読み、だらしない....
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
に一段のあでやかさを加えたようにも見られた。彼が好んで口ずさむ白楽天の長恨歌の「梨花一枝春帯雨《りかいっしはるあめをおぶ》」というのは、まさしくこの趣であろうと....
草枕」より 著者:夏目漱石
沈んだ調子を持っている。悄然《しょうぜん》として萎《しお》れる雨中《うちゅう》の梨花《りか》には、ただ憐れな感じがする。冷やかに艶《えん》なる月下《げっか》の海....
愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
餌を供す 塋を高くして埋葬し 親ら麻衣を曳く 夜は燈花を卜し 晨に喜鵲を占う 雨梨花を打って昼扉を掩う 誰か知道らん恩情永く隔り 書信全く稀ならんとは 干戈満目....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
中国服の少女が、紅茶器を銀の盆にのせて、部屋に入ってきた。 狼対熊 「おお梨花、そこへ置いておけばいいよ」 と、リット少将は額の汗をふきながら、やさしく....
夏遠き山」より 著者:宮本百合子
って来る前、隣りの花園で梨の花が咲いた。もう葉桜だ。その木の間がくれに見える白い梨花、春の嵐が来て空は今にも大雨を降らしそうな鉛色で鈍く暗く、光る。その下にねっ....
マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
とをもっている。彼の地の劇界で、この極東の、たった一人しかなかった最初の女優に、梨花《りか》の雨に悩んだような風情《ふぜい》を見|出《いだ》して、どんなに驚異の....
汪士秀」より 著者:田中貢太郎
面白く飲めるね。」 すると白い衣服を着た者がいった。 「今晩のさまは、広利王が梨花島で宴会する時のようだね。」 三人は互いに勧めあって酒を飲んだが、どうも言....
モルガンお雪」より 著者:長谷川時雨
髪も結ばず束《たば》のままの、鬢《びん》のほつれ毛|青褪《あおざ》めた頬を撫で、梨花一枝《りかいっし》雨を帯びたる風情《ふぜい》にて、汽車を出《い》でて、婿君に....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
前に僕は青島へも立ち寄ったのだよ)その青島や大連の、この中央公園に咲き盛っている梨花を見た時、楊花に負けない程の美しさを感じたよ。 僕達の自動車はやがて遊覧道....
十九の秋」より 著者:永井荷風
しは老耄《ろうもう》した今日に至ってもなお能《よ》く左の二十八字を暗記している。梨花淡白柳深青 〔梨花《りか》は淡白《たんぱく》にして柳《やなぎ》は深青《しん....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は低めに、佗びたる荒壁の小床には、蕎麦の一輪ざしに、梨の花が一枝、投げてあった。梨花一|枝春帯雨 「…………」 客の佐渡は、白楽天の一句を想い起し、そして長恨....
三国志」より 著者:吉川英治
のか」 「ある」 苦々しげに張飛はいった。その顔つきで思い出した。近頃、南苑に梨花が咲いて、夜は春月がそれに霞んでまたなく麗しい。時折その梨苑をさまよう月より....
三国志」より 著者:吉川英治
がましい眼をこらして、彼女の顔をじっと睨んだ。――貂蝉は、とたんに、雨をふくんだ梨花のようにわなないて、 (――ゆるして下さい。わたくしの本心ではありません。胸....