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梯の
「梯の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梯のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
いで急いで葉子のかたわらを通りぬけた。見送り人は一斉《いっせい》に帽子を脱いで舷
梯のほうに集まって行った。その際になって五十川女史ははたと葉子の事を思い出したら....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
汽艇が横づけになっていた。ドレゴはその外側に艇をつけさせ、先着の小汽艇を越えて舷
梯の下へとりついた。 舷梯を登ろうとすると、なかから数人の者がどやどやと下りて....
「骨董」より 著者:幸田露伴
善良でもある輩は、高級骨董の素晴らしい物に手を掛けたくない事はないが、それは雲に
梯の及ばぬ恋路みたようなものだから、やはり自分らの身分相応の中流どころの骨董で楽....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
て、「こりゃ醤油ばかしじゃいけねえ。オイ、鰹節をすこしかいて来ておくれ」 と楼
梯のところから階下を覗いて、小僧に吩咐けた。間もなく小僧はウンと大きく削った花鰹....
「家」より 著者:島崎藤村
ら、姪と一緒に上野や向島の噂をした。 「父さん、御茶が入りました」 とお雪は楼
梯の下から声を掛けたので、三吉も下りて来た。三人一緒に成ってからは、三吉も機嫌を....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
院(今日の総合大学に相当する)に入学すること、というのであり、要点の第三は、各階
梯の学校が夫々完成教育を施す処であって上級学校への予備教育の機関である弊を打破す....
「火薬船」より 著者:海野十三
も。虎船長のほかに、だれもいないんですよ」 「まさかネ」 三人は、するすると縄
梯のぼって、甲板へ――。 「隊長! 虎隊長!」 一等運転士は、気になるものと見....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
かにしておいた。「問題に関する理論」を見よ。 一切の科学は、かくて以上二つの階
梯の階級性を有つ。そして科学の階級性という言葉は往々この二つの意味に於ても用いら....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
したが、土地が高峻にして人目に触るる機会が少なかったために、その鳴動も、浅間や磐
梯のように、人を聳動《しょうどう》はせしめませんでした。ところが、この際、この歓....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
、其の棚がギーと芝居でする田楽道具の様に※るから恟りして後へ下って覗くと、下に階
梯の降り口がありますから、はて此様な処に階
梯のある訳はないが、穴蔵の様になって居....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
しい魔所なんだ」 その時、船首の辺でけたたましい叫びが起った。一人の水夫が、檣
梯の中途でわれ鐘のような声で呶鳴っている。 「おうい、変なものが見えるぞう。右舷....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
は闇に鎖されている。
メフィストフェレス
所がわたしの心持は、あの火見の
梯の下から、
そっと家の壁に附いて忍んで行く、
あの痩猫のような心持ですね。
盗....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
意識が二つの階梯をつくっている。一つは日常生活の花。他は深みのそれ。この二階
梯の結合の仕方に注目することが大切である。表面のうごきだけに注目していれば、その....
「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」より 著者:戸坂潤
に自然科学が「現段階的には階級性を有たないと論断」することは出来ない。即ち第四階
梯の階級性が自然科学に拒まれる理由はない。――之が、一、に於ける氏の主張の中枢で....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
――こう云っている内に、私はありとあらゆる怪しからぬものをお勧めしたくなる。私は
梯のくせがあるので、誰か止めてくれないと夜があけそうだ。 では諸君、充分いびき....