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梯形
「梯形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梯形の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惰眠洞妄語」より 著者:辻潤
ッチ、電線工夫、マサニエロ、栗鼠と色鉛筆、オホーツク挽歌、風景とオルゴール、第四
梯形、鎔岩流、冬と銀河鉄道――エトセトラ。 若し私がこの夏アルプスへでも出かけ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ている船室の方にむいた。 たれかが号令をかけたのであろうか。怪物群は甲板の上に
梯形陣をつくると、クーパーの船室めがけて、じわじわとおしよせてきた。 怪物の梯....
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
を出すと、ホッとした。不機嫌に、急にだまり合ったまま雑夫の穴より、もっと船首の、
梯形の自分達の「巣」に帰った。錨を上げたり、下したりする度に、コンクリート・ミキ....
「怪塔王」より 著者:海野十三
りました。高度は一千メートルという低さです。 これに対し、わが飛行部隊は三隊の
梯形編隊にわかれ、いずれも高度を三千メートルにとり、一隊は敵のロケット隊の中央を....
「フランドン農学校の豚」より 著者:宮沢賢治
らんでね。』一体これはどう云う事か。ああつらいつらい。豚は斯う考えて、まるであの
梯形《ていけい》の、頭も割れるように思った。おまけにその晩は強いふぶきで、外では....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
き取った。アウステルリッツにおいては、敵の砲火の下を冒してなされたあの驚嘆すべき
梯形《ていけい》行進中にあって勇名を上げた。ロシア近衛騎兵《このえきへい》が歩兵....
「和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
訂するのが、この人の最も主要な事業であった。内田五観が『古今算鑑』中に発表した、
梯形内に楕円と四円を容れた問題のごときも、計算上に符号を錯誤して誤ったのだとかい....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
であるから、和算の問題には答術の誤ったものが、けだし少なくない。内田五観が二等辺
梯形内に容れたる楕円の四隅に四つの円を描いて、その直径が互いに比例することを示し....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
橋の上に、二、三尺の厚さに積った雪が両側から崩れ落ちて、上面わずかに二尺足らずの
梯形をなしている上を、俥屋さんは慣れた業とて巧みに引いて行く。もしその融けかけた....