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梳き手
「梳き手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
梳き手の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
根元を堅く握り、右手に木曾名物のお六櫛というやつを執った。額から鬢の辺へかけて、
梳き手の力がはいるたびに、お民は目を細くして、これから長く姑として仕えなければな....
「方子と末起」より 著者:小栗虫太郎
いわけだ。それから、末起が失望気味ながらページをくるとまたはじまった。 今度は
梳き手がひとり背後にいて、荒歯櫛で解きそろえているところだった。してみると、祖母....