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「棄教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棄教の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
、信徒と教団の連絡は絶望的になつてゐた。潜入の神父はあらかた刑死し、フェレイラは棄教、残存するのは金鍔次兵衛ぐらゐのもので、あとは消息も分らない。 その年の長....
二合五勺に関する愛国的考察」より 著者:坂口安吾
ぎて牢舎の始末もつかぬから、いくつかの藩に分割して牢にこめられ、とり調べをうけ、棄教をせまられる。 寒ざらし、裸にして雪の庭へ坐らせるなどとそうとうの拷問もあ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
回も信仰が露顕し、四回目には村民の殆ど全部の三千余名が諸藩に分散入牢せしめられて棄教をせまられた。明治二年のことであった。そんな根強い地下信仰の歴史もあって、諸....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
姓軍が全滅したとき、城内の空壕の中に女子供が三千人隠れているのが発見され、これが棄教を肯んぜず、※々として」死んだことは松平伊豆の長男の日記に書かれている。こう....