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棋理
「棋理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
棋理の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三木清を憶う」より 著者:豊島与志雄
ある。彼の棋力そのものも甚だ他愛ないもので、日によって甚しく差異があり、またその
棋理も茫漠としていた。戦争中、軍報道部からの徴用でフィリッピンに行き、帰って来て....
「将棋の鬼」より 著者:坂口安吾
元来は骨の髄からの勝負師で、彼が今日、新人として出発する立場にあれば、升田と同じ
棋理によって出発したに相違ない。 人間は時代的にしか生きられぬもの、時代の思想....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
いしてピッチに閃きがあるといっても、競り合いで役に立たなければ、ダメなのである。
棋理に明るいったって、力ではない。理に通じることと、レースの強さは別のものだ。 ....