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「棒端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棒端の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
義血侠血」より 著者:泉鏡花
》ちて、もと来し路《みち》を急ぎけり。 ほどなく美人は醒《さ》めて、こは石動の棒端《ぼうばな》なるを覚《さと》りぬ。御者はすでにあらず。渠はその名を嫗に訊《た....
眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
婆、人だすけに切っちまう――それも、かきおきにございました。 雪道を雁股まで、棒端をさして、奈良井川の枝流れの、青白いつつみを参りました。氷のような月が皎々と....
犬神娘」より 著者:国枝史郎
われたからでございましょう。 茶屋というのは立場茶屋のことで、町から街道へ出る棒端には、たいがいあるものでございます。 そこへ駕籠が据えられました。 と、....
猿ヶ京片耳伝説」より 著者:国枝史郎
が』 と不思議に思いながらその宿の安宿へ泊まり、翌朝発足して熊谷宿まで行くと、棒端の葉茶屋にその女がいたそうで。そこでお侍さんも寄って茶を飲み、女と話したそう....