棚から牡丹餅[語句情報] » 棚から牡丹餅

「棚から牡丹餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

棚から牡丹餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
表階子を下りかけて、 「ねえさん。」 「へい。」 「片原に、おっこち……こいつ、棚から牡丹餅ときこえるか。――恋人でもあったら言伝を頼まれようかね。」 「いやだ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
お休みなさいませ」 渡りに舟である。病気そのものが渇望していたところのものを、棚から牡丹餅《ぼたもち》的に与えられたことの喜びが、兵馬の苦痛を和《やわ》らげず....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
いた今日というこの十三日――待てば海路の何とやらで、これはまたどえらい儲け口が、棚から牡丹餅に転げ込んで来た溢《こぼ》れ果報《かほう》。 昼のうち、それとなく....