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棚倉
「棚倉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
棚倉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
雲巌寺へはこの道を行けばいいのか」と訊《き》けば、 「滅相もない。この道を行けば
棚倉《たなぐら》へ出てしまう。雲巌寺へはズット後戻りして、細い道を右へ曲がって行....
「十万石の怪談」より 著者:佐々木味津三
をにぎりしめた。――恭順か、会津援兵か、その去就を内偵すべく官軍の密偵達が、平、
棚倉、福島、仙台、米沢から遠く秋田南部のお城下までも入りこんでいるのは隠れない事....
「山姑の怪」より 著者:田中貢太郎
が聞く。甚九郎は顔に苦しそうな表情を見せた。 「困ったことになったよ、先月、奥州
棚倉の桜町に、みさかや助四郎と云う者の女房が、所天はじめ、舅姑を刺殺し、金銀を奪....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
触れるところとなり、三僧を江戸に下して問責し、遂に沢庵を出羽上ノ山へ、玉室を奥州
棚倉へ流刑に処した。時に寛永六年七月、沢庵は五十七歳であった。 当時、沢庵の学....
「恋と十手と巾着切」より 著者:山中貞雄
鈴木勝彦 浪人 鵜飼吾郎 吉頂寺光 (鵜飼三四郎) 相良伝兵衛実は
棚倉伝八 東良之助 (相良伝右衛門実は
棚倉伝八郎) T「てっきり彼奴と睨んだ眼に....