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棣
「棣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
棣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
あらず。賽児の実蹟既に是の如し。此を仮り来りて以て建文の位を遜れるに涙を堕し、燕
棣の国を奪えるに歯を切り、慷慨悲憤して以て回天の業を為さんとするの女英雄となす。....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ゆる鯤鵬の説も、必ずしも寓言ではないと、使いはさとった。 ※鬼の訴訟 秦
棣が宣州の知事となっている時である。某村の民家で酒を密造しているのを知って、巡検....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
は「よ」に通う詠歎の助詞である。 ○ 山吹のにほへる妹が唐
棣花色の赤裳のすがた夢に見えつつ 〔巻十一・二七八六〕 作者不詳 この歌は、一....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ている。 そのうちに朝日は柘榴のこんもりとしてそっくり繁って行く若葉の端々を唐
棣色に染め出し、漸くにして濡縁にも及んで来る。 鶴見はこうやって濡縁に及ぼして....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
もあるが、これはムクゲがよく生籬になっているからである。 万葉の歌にハネズ(唐
棣花)という植物が詠みこまれてある。すなわち『万葉集』巻四の「念はじと曰ひてしも....