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森山啓
「森山啓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
森山啓の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
から出て来た。それで人民派的文学こそ本当の文学だということになってしまいそうだ。
森山啓は「何のための芸術か」(『中央公論』三六年六月)で、人間も地球も一旦は亡び....
「数言の補足」より 著者:宮本百合子
経の勁《つよ》さと真摯な探求心を求められていると思う。 本年三月号の『文芸』で
森山啓氏と伊藤整氏とが、森山氏の「収穫以前」について文壇的な礼譲ある往復書簡体の....
「ペンクラブのパリ大会」より 著者:宮本百合子
隊伍」の歌となって出て来ている。日本詩歌の形として自由律の意義とその将来について
森山啓氏が八月の『日本評論』に「日本の詩はどうなるか」という論文を書いている。こ....
「全体主義への吟味」より 著者:宮本百合子
、流石《さすが》の彼の追随者たちをも愕《おどろ》かした。 その後数ヵ月を経て、
森山啓氏の「収獲以前」という小説が発表されたのであったが、この小説はその作品とし....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
自ら知識人であることを負担として知慧の悲しみを愧《は》じるが如き身ぶりが現れた。
森山啓氏の「収獲以前」という作品は、小市民としてのインテリゲンツィアとその庶民風....
「作家への課題」より 著者:宮本百合子
して、賞讚も忠言をも摂取して行かなければなるまい。 私はこの夏、『中央公論』で
森山啓氏の「プロレタリア文学の現段階」という論文を読んだとき、過去のプロレタリア....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
この独特な民衆の文学論が、作家の心理に何等か影響する背後の力をもっていて、例えば
森山啓の「収獲以前」という小説を生んだりしていることは注目を惹かれる。この小説は....
「一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇」より 著者:宮本百合子
したら其もよかろうと云ったら、それはぐらりとかわって声明となってあらわれた。 「
森山啓さんも絶版になさるそうですね」 「へえ? そんな本があるのかい?」 「社会....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
雄、船山信一、永田広志、秋沢修二、本多謙三、其他。文学では(蔵原惟人、宮本顕治)
森山啓、窪川鶴次郎、中条百合子、青野季吉、其他の諸氏である。自然科学者数学者にな....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
批評だったと思う。 小林秀雄論で紙数を費して了ったが、実は少なくとも谷川徹三と
森山啓とを批評したいと考えていたのである(以下「氏」を省く)。この三人を選んだ理....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
べきだったのだ。専らこの点を衝かずに、中河与一氏や石原純博士に一々お相手を仕った
森山啓、三枝博音、其の他の諸氏は、一杯食わされたのである。岡邦雄氏の石原批判など....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
文芸理論の中心課題は、世界観と方法との関係であった。両者の媒介という点に就いては
森山啓氏等の努力を多とすべきであったが、併し科学に於ける世界観と方法(乃至論理)....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
して持っている。今文芸学樹立のために動員すべき専門の会員を挙げて見ると、江口渙、
森山啓、窪川鶴次郎、中野重治、新島繁、甘粕石介、高沖陽造、本間唯一、伊豆公夫、徳....
「文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
家であると同時に評論家である場合も、大変多い。中野重治、中条百合子、窪川鶴次郎、
森山啓(後の二人の詩人兼評論家は最近「作家」の仲間入りをしたとも云うことが出来よ....