森本[語句情報] »
森本
「森本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
森本の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
呑気《のんき》そうにじゃぶじゃぶやってるものがある。それが敬太郎と同じ下宿にいる
森本《もりもと》という男だったので、敬太郎はやあ御早うと声を掛けた。すると、向う....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
を市で保証せよ! 仕上場の方から天井の低い薄暗いトロッコ道を、レールを踏んで、
森本等が手拭いで首筋から顔をゴシ/\こすりながら出てきた。ズボンのポケットには無....
「魚の序文」より 著者:林芙美子
っていいでしょう……」 「知った人ッて皆《みな》貧乏《びんぼう》じゃないか」 「
森本ちぬ子さんはどうでしょうか。あの人は、とても羽振《はぶ》りのいい芸術家のとこ....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
前に登山した土地測量技師や、昨年登山した東京の人たち、山麓|蘆安村でよく聞く名の
森本某、名取某の名刺が散らばっている。 外にも壊れかかった石祠がある、中には神....
「堺事件」より 著者:森鴎外
番隊では隊長|箕浦猪之吉、小頭池上弥三吉、兵卒杉本広五郎、勝賀瀬三六、山本哲助、
森本茂吉、北代健助、稲田|貫之丞、柳瀬常七、橋詰愛平、岡崎栄兵衛、川谷銀太郎、岡....
「江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
兼ねたものです。当時水茶屋で名高かったのは、薬研堀の初鷹、仲通りの寒菊、両国では
森本、馬喰町四丁目の松本、まだ沢山ありましたが、多くは廃業しましたね。 この江....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
スキイの「罪と罰」、俳優座の公演「中橋公館」(真船豊作)、文学座の「女の一生」(
森本薫作)などは一九四七年度の注目すべき仕事とされている。四八年の始めに期待され....
「女の一生」より 著者:森本薫
女の一生 五幕七場
森本薫 人 布引けい 知栄の少女時代 堤 しず 野村精三 伸....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
・佐佐木信綱)。マサヤケミコソ(品田太吉)。サヤケカリコソ(三矢重松・斎藤茂吉・
森本治吉)。キヨラケクコソ(松岡静雄・折口信夫)。マサヤカニコソ(沢瀉久孝)等の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
大きい柿をいりこと送って下さいました。この間の羽織のお礼ね。美味しい柿。あなたは
森本というその家を御存じかしら。ハワイからかえった人が今の主人で、薄肉色のソフト....
「大阪の可能性」より 著者:織田作之助
いるのか、味のある会話は書けない。若い世代でいい科白の書けるのは、最近なくなった
森本薫氏ぐらいのもので、菊田一夫氏の書いている科白などは、
森本薫氏のそれにくらべ....
「誘拐者」より 著者:山下利三郎
る。ゆき子は十日程前に当市の市参事会員|橋本氏の紹介で、現在勅選議員で羽振の利く
森本庄右衛門の次男から結婚の申込を受けた、善兵衛からゆき子の意嚮を聞くと、一週間....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
に一休の後、博物館の隣地なるホテル・マウレー支店に至り、芝崎、斎藤、金沢、飯田、
森本等の諸氏と会食し、さらに領事館官宅に至り、一席の雑話をなす。会する者約三十人....