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植う
「植う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
植うの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
はまことは主水の作であった。 甲州一の宮浅間神社に詠進したる短冊の和歌「うつし
植うる初瀬の花のしらゆふをかけてぞ祈る神のまにまに」も、文字こそ信玄の真蹟であれ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ぎ、田畠には彼が作物を損じに来る時、その眼と面を傷つくるよう竹槍を密《ひそ》かに
植うる。あるいはいう、昔その地を荒らした大蛇の霊がわが舌を取って食い得たら、頭だ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
茶の十徳の事は一つも見えぬ。惟うに茶人の著《き》る十徳という物あるに因って、茶を
植うれば他の作物に十倍増して利益ある由を、この書の出来た貞享五年頃、またはその前....
「妖怪学」より 著者:井上円了
よく諸木を截切す。ゆえに金剋木なり。木剋土とは、木を植えんと思うときは、まず木を
植うるほどの間、土をうがち取る。これ木剋土なり。また、木よく土を圧す。また、諸木....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
ゅう》を営《いとな》むや河南《かなん》に済渠《さいきょ》を開き堤《つつみ》に柳を
植うる事一千三百里という。金殿玉楼《きんでんぎょくろう》その影を緑波《りょくは》....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
面を取り、周囲に鉄柵をめぐらし、貧しきものは少々地を高め、その上に墓標を建て芝を
植うる等、みなわが東京青山もしくは谷中の墓地に異ならず。 政教子ベルリンにあり....