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植物質
「植物質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
植物質の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「冥土行進曲」より 著者:夢野久作
い言葉を続けた。 「イヤ。何でもない治療法なんです。私の秘薬でね、ブシリンという
植物質のアルカロイドがあるのです。この薬を飲んでいるうちに血管がスグと柔らかくな....
「春の槍から帰って」より 著者:板倉勝宣
一にも毛皮、二にも毛皮、三にも毛皮である。あとは身体を適応させるほか仕方がない。
植物質のものを何枚着たって防寒にはならない。 夏見た小屋は必ずしもあてにならな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
研究をはじめましたが、今以て、その原料が何物であるかわからんそうです、動物質か、
植物質かさえもわからないのだというのですから――つまり、千年の昔に悠々として使い....
「マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
いうものがある。折詰の飯に添えた副食物が、色々ごたごたと色取りを取り合せ、動物質
植物質、脂肪蛋白|澱粉、甘酸辛鹹、という風にプログラム的に編成されているが、どれ....
「老狸伝」より 著者:佐藤垢石
ある。 山や野に穴居して夜になると這いだして残肴や昆虫、蠕虫などを漁り、時には
植物質のものを食うこともある。六、七月頃、子を産む。地方により、狢ともいう。 ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
いえる肉汁にて長く煮るなり。 ○昆布だしは汁の味を佳《よ》くするのみならず、また
植物質の消化を助くる功あり。 第二十四 秘伝 妻君はお登和の忠告によりて急に....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
料理に応用せんと苦心の結果で工風《くふう》した新料理です。昆布は毎度私が申す通り
植物質を消化させるに大功があって味も非常に好《い》いものですがまだ西洋人は昆布の....