検案書[語句情報] » 検案書

「検案書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

検案書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
子と断定したのです。異例を考えれば十六歳位とも見られない事はありますまいが、私は検案書の如く推定いたしました。死後経過は六ヵ月乃至一年と見ました。自殺か他殺かと....
浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
パトリック・マンディの要求も斥《しりぞ》けられて、フレンチ医師のとおり一遍の死亡検案書がそのまま通った。事件の四日目から彼は相続の手続を始めている。親類の中には....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
た。それを机の抽斗から取出した半紙でクルクルと包みまして、同じ抽出から出した屍体検案書の刷物や二三の文房具と一緒に先刻の屍体台帳の横に置並べましたが、やがて鉄製....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ヴィデが、奇異な比喩めいた言葉を云いつづけようとした時、一人の私服が、詳細な屍体検案書を手に入って来た。 ところが、それによって、この事件の謎がさらに深められ....
「マリー・ロオジェ事件」の研究」より 著者:小酒井不木
ーン紙にも書いてなければ、バーンスの著書にも書いてない。ただポオのみが医師の屍体検案書のことを書いている。ところがポオはクロムリン(小説ではボオヴェー君)がウィ....
旅客機事件」より 著者:大庭武年
れているのだ」 そして署長は一枚の紙片を改めて取り上げて読み下した。 屍体検案書 姓名 秀岡清五郎 記事 旅客機JXAC客席No.3上に於て、航空中死....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
気のため欠勤中とのこと。 受付の警官は私のために、湖中から引き揚げた姉妹の屍体検案書を帳簿から抜き出して見せてくれた。なるほど石橋スパセニア(二十歳)は無疵の....