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「検波〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

検波の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
を組立てておく必要を感ず。忙しいので当分つくれまいが、いずれやってみようと思う。検波器がないが、代りに安全カミソリの歯と猫ひげでやってみるか。 ◯この日、とうと....
シナーニ書店のベンチ」より 著者:宮本百合子
作物の全リズムまで捕えたとは決していえないと私は思う。特定の波長に対しては特定の検波器がある。電波に関するこの中学生的常識は、文学における原作者と翻訳者との関係....
路傍の草」より 著者:寺田寅彦
や店頭にある拡声器が不完全なためにそういう事になるので、よく調節された器械で鉱石検波器を使ってそして耳にあてる受話器を使えばそんなことはないそうである。しかし頭....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
て、その送信機につっこんだ。 もちろん隆夫には、その脳波は聞えなかったけれど、検波計《けんはけい》のブラウン管で見ると、脳波の出力《しゅつりょく》が、蛍光板《....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
日常現実の利害関係自身をその内に発見するのであって、この利害関係がこの動揺の波を検波して、一定の大きな波の合成を必然的に齎すのである。支配者は恰もこの合成波の振....