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「検鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

検鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
を施しました。 ……と思うと今度は、手近い机の抽斗を開いて赤、青、紫、その他の検鏡用のアニリン染料を、梅鉢型のパレットに取って、新しい筆でチョイチョイチョイと....
無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
衛生試験所へまわった斎藤さんの吐瀉物について大変な報告がB町の警察署に来た。 「検鏡の結果コレラ菌を認めず。但し著明の酸性反応を認む」 西洋の名探偵だったらこ....
甲賀三郎氏に答う」より 著者:夢野久作
に進んで、その肉体を切裂き、臓腑を引出し、骸骨を寸断し、血液から糞尿まで分析し、検鏡して、その怪奇美、醜悪美を暴露し、戦慄しようとしているのである。 探偵小説....
食道楽」より 著者:村井弦斎
場の結核菌 東京府技師遠山某が過日密かに新橋停車場に至り構内に吐散しある啖を集め検鏡せしに多数の肺結核菌を発見せりといえり。 第二百十五 旅店《りょてん》の....