検非違使庁[語句情報] » 検非違使庁

「検非違使庁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

検非違使庁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
いた阿濃《あこぎ》という女は、同じ所にいながら、薄手一つ負わなかった。この女が、検非違使庁《けびいしちょう》で、調べられたところによると、だいたいこんな事があっ....
連環記」より 著者:幸田露伴
、其当時、生れた子を吾が女と称して引取ろうとしたのである。検非違使沙汰となった。検非違使庁は非違を検むるところであるから、今の警視庁兼裁判所のようなものである。....
無月物語」より 著者:久生十蘭
、そのほかの罪も、流罪は徒罪に、徒罪は杖罪ということになってしまうのである。また検非違使庁《けびいしちょう》には、布十五反以上を盗んだものは、律では絞《しば》り....
放免考」より 著者:喜田貞吉
単に検非違使随従の放免の事のみを記述してみたいのである。 言うまでもなく往時の検非違使庁は今の警視庁のようなもので、訟獄の事にもあずかるが、主として非違の警戒....