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「椽大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

椽大の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
を代表する「順天時報」の主筆|牟多口氏《むだぐちし》は半三郎の失踪した翌日、その椽大《てんだい》の筆を揮《ふる》って下《しも》の社説を公《おおやけ》にした。――....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
、サタンは再び士気を鼓舞《こぶ》して、天に逆らい再挙を計ることを、詩仙ミルトンが椽大《てんだい》の筆を揮《ふる》って描《えが》いている。 しかして書中に現れた....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
を襲踏した痕が余りに歴々として『八犬伝』中最も拙陋を極めている。一体馬琴は史筆|椽大を以て称されているが、やはり大まかな荒っぽい軍記物よりは情緒細やかな人情物に....
雨夜続志」より 著者:田中貢太郎
って、君の居処を訊いて尋ねて往こうかと思ってたところだ、どうだね、君は相変らず、椽大の筆を揮ってるじゃないか、時どき雑誌で拝見するよ」 「近比は浪人の内職が本職....