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「楊家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

楊家の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
曰く、桐楊の桐は男児に較べ、楊は令嬢たちに擬えたのであろう。漢皇|重色思傾国……楊家女有、と同一字だ。道理こそ皆美人であると、それあるいは然らむ。が男の方は、桐....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
その当時、日露戦争の従軍新聞記者として満洲の戦地にあって、この日は午後三時ごろに楊家店という小さい村に行き着いた。前方は遼陽攻撃戦の最中で、首山堡の高地はまだ陥....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ょうさい》する所へこの僧来り、婆の子に向い、われ汝のために懺悔してやろうという。楊家甚だ喜び、延《ひ》き入れると、僧その僕に街東第幾家に往って、花雌鶏一隻を買い....
源氏物語」より 著者:紫式部
ほどの御|寵愛《ちょうあい》ぶりであった。唐の国でもこの種類の寵姫《ちょうき》、楊家《ようか》の女《じょ》の出現によって乱が醸《かも》されたなどと蔭《かげ》では....
二階から」より 著者:岡本綺堂
くこの調子外ればかりではなかった。中には楽人の資格を備えている種類もあった。私が楊家屯に露宿した夕、宵の間は例の蛙どもが破れた笙を吹くような声を遠慮なく張上げて....
三国志」より 著者:吉川英治
て、別駕の職についております。失礼ながら其許は?」 「丞相府の主簿です」 「名門楊家は、数代|簪纓の誉れ高くご父祖はみな宰相や大臣の職にあられたのではないか。そ....